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  1. Economic Blog by Sato

病名クリエイター

誰でもそうですが、生きているうちには時として偏見を持たれることがあります。嫌われたり、病人扱いされることも少なくありません。

貴方が色んな状況を考えて下した行動だとしても、結果だけを見て職場や家庭で軽蔑されたり、悪口を言われたりする事もあります。こればかりは避けようのないことですね。

特にインターネット上での書き込みは相手の事を配慮しない安易な暴言が発生しやすい環境にあります。自分が特定されないようにして投稿する弱虫は、相手にしないのが一番の得策です。

世の中には様々な人々がいて、それぞれ個性を持っています。他人に理解されない趣味・趣向は誰にでもあるし、外からは病的に見えることも多々あります。貴方も少しくらいは、肉体的、あるいは精神的な悩みを抱えているのではないですか?肌が荒れているとか、怒りっぽいとか、塞ぎこみやすいとか、そのくらいなら誰でもありますよね。

しかし、現代の医学によると、それらは病気として扱われてしまうことがあります。落ち込みやすい人は鬱病、忘れっぽい人は痴呆症。医師が一声上げれば、どんな症状も病気として扱われてしまうのが、この社会の歪みなのでしょう。

覚えておきたいのは、

「病気というのは極めて曖昧な概念である」

ということです。

過去様々な研究者が病気という概念を定義しようとしましたが、これだけ医療が進んだ現代でもきちんと定義がされていません。「どこまでは病気であり、どこまでは病気でない」なんてのは様々な見解があり、誰にも決められないのです。

☆色々な病気の定義

①統計的な定義
「異常とは全体の5%未満に見られる形質・状態で、正常とは残りの約95%こと」

②定性的な定義
「本人が心身に不都合を感じ、改善を望むような状態」
「本人あるいは周囲が心身に不都合を感じ、改善を望むような状態」

③医療の立場からの定義
「心身に不調あるいは不都合がある状態で、医療による改善が望まれるもの」

いずれもバラバラで、明確な定義がありませんね。見る人や感性によって、どうにでもなってしまいそうです。

それでも、現代の社会では病名が増え続けています。実際は病人が増えているのではなく、病気に認定される機会が増えているのです。

中にはサイコパスといった言葉を使って、人を無理やり精神病に認定する人もいますね。実に悲しいことです。ある意味、人をサイコパスと呼び、見下す人こそがサイコパスなのではないでしょうか。

以下は有名な精神病と、それに間違えられやすい人の特徴です。

☆主な精神病の一覧

落ち込みやすい⇒欝病
ハイテンション⇒躁病
ノリが悪い⇒適応障害
心配性⇒不安神経症
思い込みが激しい⇒強迫神経症
社会不振⇒社会不安障害
怖がり⇒恐怖症
あわてんぼ⇒パニック障害
想像力豊か⇒解離性同一性障害
口下手⇒統合失調症
気分屋⇒双極性障害
大器晩成⇒発達障害

まぁ、これを見ると誰でもある程度こじつければどれか当てはまる気がしますね。
本当に苦しんでいる患者さんもいるとは思いますが、誰でも少しぐらい抱えているものではないでしょうか?

私達は「異常」という言葉を使いますが、それは「判断した人の常識から離れている」というだけのことが多いです。

別に「普遍的な意味で不都合や欠陥がある」ということではないのです。

身長が2mを超えている人は、統計的に「異常」と言われたりしますが、それは親から貰った優れた体質です。小柄な人から見れば、とても羨ましく思えますよね。

人見知りな人は初対面の人と上手く話せないかもしれませんが、用心深いことで助かることは多くあります。その個性を大事にしてもらえばいい。

心配性の人は、それだけでみんなを危険から守っています。貴方がいろいろ考えてくれるおかげで、周囲の人々がリスクに気付くことができるのですから。

世の中には、尻尾が生えている人もいるし、心臓が左に付いている人もいる。それを「病気」と一言で片付けたら、あまりにも勿体無いのではないでしょうか?

どんなことも、欠点と同じだけの長所があります。それを欠陥と言い張って、無理やり矯正することはないのです。病気がどうこうのと言う前に、尊重されるべき個性でもあることを踏まえておきましょう。

多数から外れたものを切って捨てることは簡単ですが、それでは何も変わりません。

たとえ医者でも、人の身体や精神を正確に診る方法はありません。

私達は、決して同一にはならないのです。一人一人違うからこそ世界は面白く、相乗効果により社会も発展していくのです。

違いを受け入れるだけ。

それがこの世界の、そして私達の役割なのではないでしょうか?

100人いれば、100人の事情がある。もしもそれを病と呼ぶのなら、健常者など一人もいません。

私達CACでは緑溢れる自然とその中で育まれた豊かな心を継承する日本に感謝しています。

次の世代を生きる人たちが日本人として誇りを持って明るく生きられるように、

社会、歴史、精神の再認識、

様々な分野への「投資活動」「レクリエーション」などを通じて

楽しみながら情報を交換しております。

もし何か行動したい…とか、何から始めてよいかわからない…など、
気になることはひとりで悩まずとりあえずCACへお知らせください。

よい提案が出来るかもしれません。

いつでもお待ちしております。

※ CACのメンバーさんには、今後みなさまにお役に立てるようなより踏み込んだ内容で情報配信をしていきます。

CAC連絡先

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メールへご連絡:cac.join@gmail.com

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