今、私たちが当たり前のように使っているスマホや乗り物、洗濯機、エアコンなど…。
これらがなかった時代に突然タイムスリップしたとしたら生活するのが大変でしょうね。
逆に考えると、これらは当時の人々に「こういうのがあったらいいな」という願望があったからこそ実現したわけです。
遠い昔、皆さんが生まれるずっと前のことです。
人々は「遠く離れた人と会話したい」という願いを持っていました。
出稼ぎに出た夫や、他国に渡った友人と、念じるだけで話せたらという夢を描いていました。
その願望は漠然としたもので、通信という現実的な感覚よりテレパシーに近いものだったのかもしれません。
それから何百年も経って、アレクサンダー・グラハム・ベルという人が電話という便利な道具を発明しました。
そして電話は小型化が進み、誰でもどこからでも通話ができるようになりました。
かつて多くの人が描いた、
「遠く離れた人と会話ができればいいな」
という願いは、確かに叶えられたのです。
しかし、その結果は、必ずしも多くの人が思い描いた通りではありませんでした。
なぜなら、その当時の人達は、電話機とか基地局とか考えていませんでした。
今、通話をするためには、
ドコモやau、ソフトバンクと契約し、
携帯電話を買って、
電波状況の良い場所に行って、
相手の電話番号を入力しなくてはいけない。
過去から現代にタイムスリップした古代人がいたとしたら、
この面倒な手続きを見てうんざりすることでしょう。
願いが叶う、とはこういうズレも生じることなのでしょう。
遠く離れた場所に一瞬で移動したいと思った人は、鉄道を作って高速移動を実現しました。
しかし、人によっては「テレポート能力が欲しかったんだ」と文句を言うかもしれません。
夏場の暑さ、冬場の寒さに悩んだ人は、エアコンを発明して快適に暮らせるようにしました。
しかし、「電気代がかかりすぎだ!」と、不満を持つようになったことも確かです。
大まかに願いを叶えることは、そう難しくはありません。
しかし、現実の壁にぶつかることで結果は理想から剥離し、時には思わぬ弊害をもたらすこともあります。
人々が想像できるモノは全て叶えられてきましたが、それは当初の想いとはかなりずれていて、場合によっては当人にすら判断できないほどに変質している可能性もあります。
だから、私達が望むことは、特定の事物に固定しないほうがよいのです。
そうすれば願い通りの結果にならなくても、それに近い形を喜んで受けとめることができるでしょう。

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