セキュリティートークンの定義について
実は著者は先日アメリカで開催された、
Security Token Industry Launch Eventの方に出席させていただき、
アメリカにおけるセキュリティートークンの期待値の高さに驚きました。
将来的な期待値の高さから、
現在発行されている証券は未来では、全てトークン化するであろうと思っている人もいました。
しかし、
まだ非常に新しい分野の為定義なのがあいまいで、
証券型トークンの技術的スタンダードは議論の的でありましたし、
まだまだ業界が成熟する必要があります。
現在米国で現在もっともポピュラーな証券型トークンの定義は、
米国証券取引委員会(SEC)のが定める、
Regulation D(レグディー)またはRegulation S(レグエス)などに報告義務と全うしたものになります。
詳しくは別のコラムで説明させていただきますが、
Regulation Dとは証券をSECに登録せず私募で適格投資家基準を満たした投資家に
販売することができ、Regulation Sは米国以外の国から資金調達をするときに必要になります。
証券型トークンは日本ではまだ馴染みのない分野ですので、
法律的な定義などはそれほど議論されていませんが、
米国での盛り上がりを見ると日本でも近い将来議論が始まると思います。