ニュースや新聞などで独り身や孤独死など度々問題になっていますが、それがいかにも不幸な人のように誘導している報道の方が問題のような気がしてなりません。何か意図があるのでしょうね。
グラフからわかるように、単独世帯は年々増加し、これからもその傾向が続くと考えられます。
また、東京の都心部では、既に全世帯の半分が単独世帯であると言われています。
確かに人と人の繋がりは年々希薄になっています。
隣の家の人の名前さえ知らない人も多いし、同僚の家庭の事情に踏み込むことも少なくなりました。
しかし、現在の孤独な人々が大家族より不幸かというと、そうではありません。
大家族の人は、逆にひとりになりたいという願望や実行する人もいるでしょう。
そう考えると、私達は裕福になったから、孤独になりやすくなったと言えます。
かつての日本では、親子三代が同居して子沢山の大家族が当たり前でした。
農村では集落そのものが一つの家族になっていることも珍しくありませんでした。
彼等が多くの人数でまとまっていたのは、そうしなくては生活できなかったからです。
百年前には、炊飯器も洗濯機もありませんでしたからね。
仕事も家事も子供の面倒も、全て自分ひとりでやるのはとても効率が悪い。
だから夫は外に狩りに出かけ、妻は家を守り、祖父母に子供を任せていました。
集落は厳しい規律を作り、それに違反した者は村八分にされました。
そうしないと、村全体が存続の危機に陥ったからです。
しかし、近代に入って急速に家電製品やサービスが普及し、流通が改善したことで、あらゆる作業のコストが大幅に削減されました。
特に家事の手間は尋常でないほど低下しました。
炊飯器のスイッチ一つ押すだけで、ご飯が炊ける。
電子レンジにお弁当を入れるだけで、食事が取れる。
全自動洗濯機に衣服を入れれば、洗濯も乾燥もできる。
お風呂はガスで焚け、掃除も楽です。
私達はただ孤独になったのではありません。
生活が豊かになったことにより、人間関係を強制されることなく、貴方個人の生き方そのものを大切に考えるようになったのです。
現代の自由な社会では、誰と交友関係を持とうと、誰と恋愛しようと、完全に自由です。
誰も用意してくれないけれど、貴方が望むなら誰とでも交流することができます。
ネットワークを通じて、地球の裏側の人と話すことも簡単です。
この恵まれた環境で自由を満喫して、沢山のものを手に入れましょう。
独りぼっちを嘆くことはありません。
相手にされないことを気にする必要はありません。
ひとりが苦しい時は一歩外に出れば、70億もの人々が貴方と出会える日を待っています。
ひとりになりたい時は、気ままにひとりで過ごせばいいだけです。
ひとりだろうが大家族だろうが人と人がそれを認め合えば、
外部から無理に問題のないものを問題視する必要はないのではないでしょうか。
私達CACでは緑溢れる自然とその中で育まれた豊かな心を継承する日本に感謝しています。
次の世代を生きる人たちが日本人として誇りを持って明るく生きられるように、
社会、歴史、精神の再認識、
様々な分野への「投資活動」「レクリエーション」などを通じて
楽しみながら情報を交換しております。
もし何か行動したい…とか、何から始めてよいかわからない…など、
気になることはひとりで悩まずとりあえずCACへお知らせください。
よい提案が出来るかもしれません。
いつでもお待ちしております。
※ CACのメンバーさんには、今後みなさまにお役に立てるようなより踏み込んだ内容で情報配信をしていきます。
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