お金を刷る権利を持った人が「お金は大事で裏切らない」と教育してコントロールするのですから、当然自分が一番儲けます。
その教育をそのまま受け止めた人達は、我先に人より上に立とうとして牙を剥きます。
毎年国連が出している報告書に、「一人当たりGDP」「健康寿命」「頼ることができる人の存在」「人生の選択での自由度」「汚職のなさ」「寛大さ」という6つの要素からスコアリングされた世界幸福度報告書があります。
2024年の日本の幸福度は51位/143ヶ国で、先進国最低だそうです。
世界でも有数のGDPを持つお金持ちで世界一の長寿国なのに、なぜか順位は極めて低い。
「お金や健康だけで人の幸福を維持するのは無理」
ということを露呈していますね。
投資の世界だけを見ても、色々な人がいます。
数十兆円をゆうに動かす機関投資家もいれば、1万円のお小遣いでチビチビやっている主婦もいます。
1億円持っている人にとって、1万円は大金ではありません。
なくしたところで、たいして心は痛まないでしょう。
しかし、5万円で投資をしている人にとっては20%の損失。
資産的にも精神的にも辛いものがある。
さらに資産のない人間には、もっと苦痛なはず。
毎月の小遣いが千円の中学生には、1万円はあまりにも大金。
数百万の大金を簡単に投資で溶かす私達投資家は、信じられない愚か者に見えるでしょう。
人の感情の動きは、金額の過多によりません。
その人自身の心のあり方で決まるのです。
これはお金だけに限った話ではありません。
会社でも人間関係でも、何もかもがその影響を受けます。
友達100人いる人が1人しか友人がいない人より幸福かといえば、必ずしもそうではない。
100人の人は10人と別れても平気だろうし、1人の人はかけがえのない友を100人分大事にするでしょう。
心に占める割合は、100人でも1人でも同じなのです。
いつも叱られている人は、たまに褒められると嬉しくなる。
毎日のように賞賛されると、次第にそれが当たり前になってなんとも思わなくなってしまう。
多くなればなるほど、一つ一つの価値は下がるもの。
少なくなるほど、私達はそれを大切にするようになる。
この狭い日本を見ても、1億人以上の人間がいます。
何十億円もの資産を持っている資産家もいれば、貯金ゼロの方もいます。
はたからみれば、お金のあるほうが幸せに見えるでしょう。
しかし、それは個人の幸福感とは別です。
当人の尺度を無視して、幸不幸を判断することはできません。
今、GDPが世界3位から4位になると言われている日本人の幸福度が低いということは、欲求があまりに大きすぎるのかもしれませんね。
テレビやインターネットを通じて最高水準を見ることができるようになったことが、かえって私達の幸福度を落としているのかもしれません。
今の自分が恵まれていないと思う人は、少しばかり昔に戻ってみてください。
百円玉を握り締めて楽しそうに駄菓子屋に向かった、小学生の頃を思い出してください。
あの時使った百円は、今の財布よりも軽かったでしょうか?
小銭と切って捨てられるような、些事だったでしょうか?
もしも今の境遇が辛いというのなら、貴方の器は大きくなりすぎたのかもしれません。
できるなら、ちょっぴり縮めてみてもいいでしょう。
資産が大きければ幸せということはありません。
友人が多ければ幸せということでもありません。
何をもって良しとするのかは、貴方の心の器次第なのです。
私達CACでは緑溢れる自然とその中で育まれた豊かな心を継承する日本に感謝しています。
次の世代を生きる人たちが日本人として誇りを持って明るく生きられるように、
社会、歴史、精神の再認識、
様々な分野への「投資活動」「レクリエーション」などを通じて
楽しみながら情報を交換しております。
もし何か行動したい…とか、何から始めてよいかわからない…など、
気になることはひとりで悩まずとりあえずCACへお知らせください。
よい提案が出来るかもしれません。
いつでもお待ちしております。
※ CACのメンバーさんには、今後みなさまにお役に立てるようなより踏み込んだ内容で情報配信をしていきます。
CAC連絡先
メールへご連絡:cac.join@gmail.com
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