おはようございます🇯🇵🏵️
秋の山野の甘い味覚の代表として知られる「アケビ」。
名前の由来は、果実が熟してくると果皮が自然に裂け、中から白い果肉が覗く様子が、いかにも実を開けたように見えることから「開け実」がなまったとされる説が有力です。
東北地方を中心に若芽や果実は食用とされ、茎は生薬、種子からは油を採り、ツルはカゴを編む材料とされるなど、日本人の暮らしに根差し、無駄なく利用されることから花言葉のひとつには「才能」とあります。
岩手県出身の宮沢賢治は、生前に唯一刊行された詩集「春と修羅」の同タイトルの作品の中でアケビを登場させるなど、アケビは彼にとって身近で懐かしい植物だったのでしょう。
「春と修羅」の詩からは、才能と高い理想を持つがゆえに、他者から理解されず、誰とも心を通い合わせることができないことへの、激しい憤りと孤独が伝わってきます。
雄花と雌花が離れて咲くことから由来する花言葉「唯一の恋」、賢治の短い人生の中での「唯一の恋」は、詩や童話を結実させることであったかもしれませんね。😉
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ライター:Takatoshi Sato