「無意識を意識するまで、無意識があなたの人生を導き、あなたはそれを運命と呼ぶ」
カール・グスタフ・ユング
有名な心理学者の1人であるユングの言葉ですが、ぜひ、覚えておきたいものです。
私たちの生活はほとんど無意識が支配しています。
どういうことかと言うと、何事も最初は意識をしながらひとつひとつ確かめながら積み重ねるものですが、これが慣れてくると意識をしなくても身体や思考は勝手に動いているという事です。
その無意識のうちにとった行動や思考を続けたことが将来を導くことになっていることが多いのですが、結果だけを評価して「こうなることが自分の運命だった」と思い込んで喜んだり嘆いたりしてしまっているのです。
もちろん多少の「運」もあるのでしょうが、多くの場合、まずご自身の積み重ねてきた思考や行動に着目する必要があるわけです。
毎日意識せずに過ごしているものはなにか振り返ってみて、思わしくない習慣かもしれないと感じるものがあれば、そこを意識してみることで将来が大きく思った方向へ改善される余地があります。
例えば歩き方や姿勢、食生活を意識するようになって体調が良くなったという話しはよく聞きますし、収入に対して物価や税金の方が上がり続けていると意識するようになって経済を身近に感じたり…。
ただ、これには日々の修練が必要ですが、誰にでもできることではあります。なぜなら日本語というものを例えると、大半の方がすでに無意識、反射的に使っていませんか?
覚えたての子供の頃は意識して思い出しながら使う物ですが、何度も使っているうちに考えなくても咄嗟に言葉が出たり、寝てる間も意識せず日本語で夢を見ています。もちろん新しい言葉ができたり、知らない言葉に出くわしたりしたりしますので、そういった小さな意識は大人になってもずっと続けています。
このように自分の目標を無意識になるまで、ただひたすら意識して修練していくことで、いつのまにか自分の運命を自分の納得いく方向へ導き始めていることに気づいてくるのではないでしょうか。
私達CACでは緑溢れる自然とその中で育まれた豊かな心を継承する日本に感謝しています。
次の世代を生きる人たちが日本人として誇りを持って明るく生きられるように、
社会、歴史、精神の再認識、
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