おはようございます🇯🇵❄️
本日より七十二候「熊蟄穴(くまあなにこもる)」に入ります。
この候だけは人が目にしたことのない光景ではないでしょうか。
とりあえず冬山の中で出会う心配がないのはありがたいことですが…。
実際に見ることがないのに昔から人々は冠雪の始まった山を見上げ、冬ごもりをする熊を想像しながら、共生や畏敬の念といったものを抱いてました。
二十四節気や七十二候は実際に見ることと「心の目」の両方から見ることが大切なのですね。
「もののあはれとは命の儚さや愛おしさを知ること」と本居宣長は説きました。
それは自分だけの解釈に限らず、相手の身になれる共感能力や目に見えないものを思いやる大和心に通じてます。
この七十二候「熊蟄穴」も熊だけではなく、リスやヤマネコなど、多くの動物が眠りにつくことも想像できる、生きるものへの愛しみあふれた一候になります。
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ライター:Takatoshi Sato