今思い描く「豊かな人生」ってどんな事ですか?
もしそれが叶った時のご自身の心持ちを想像して頂いたらなんとなくわかると思いますが、人はそこにとどまらずに「もっと豊かに」と欲が増えていく生き物です。
例えばいつか超高層マンションに住んだり、高級車を何台も乗り換えたり、海外や国内の旅行に明け暮れたりしたいなぁ…みたいに尽きない願望が度を増して膨らみ続けるのです。
たとえ結婚や家庭を持つ事を夢見ていた人でも、それが実現したら、そこから不満が出てきて、さらなる豊かさを追い求めてしまうのが実情です。
そうなるといつまで経っても心が満たされないままになり、生活する事には困ってないのにどこか満たされる感情が持てないという症状になってしまうかもしれません。
いや…
もしかして既に発症してしまっている?
可能性もあります。
こちらの方はご存知でしょうか?
ウルグアイで2015年まで5年間大統領を務めたホセ・ムヒカという方です。
当時から「世界一貧しい大統領」と言われていました。それは決して収入が低いからではありません。大統領としての報酬は、月収で約100万円でした。ですが彼は報酬の90%以上を寄付し続け国民の平均月収、6万円ほどで官邸にも住まず農場で生活していました。国民の目線に立って質素な生活を送り、国が元気になるような企業へ寄付をするといったことで、当然ですが国民から沢山の支持を受けました。あるインタビューでこう答えています。
「自分の生活を貧乏とは思っていない。本当に貧しい人は、
贅沢な暮らしを保つためだけに働く人だ」
いかがでしょう?
もし同じ立場になったとしたらそういう発想に辿り着くでしょうか。
多くの方が好きな事にお金を費やすため金銭的な豊かさを求めすぎて1日の大半を過ごしていませんか?また、SNSで周りの人の豊かさをうらやんだり、ショッピングサイトを見れば自分が欲しくなる商品の広告が出続ける暮らし。
これを繰り返すことが
「いつまでも豊かになれない人」
となる危険性をはらんでいるのです。
欲は誰にもある程度はあって当たり前ですが、溺れすぎないないように健全な心を保つ習慣を心掛けていないと、うまい話に騙されたり、損得ばかり気にして人格を疑われるようになったりします。
時には立ち止まってご自身の
「豊かさとは?そのための行動とは?学ぶことはないか?」など
自問自答したいものです。
最後に、ムヒカ元大統領の言葉を載せておきます。
1、情熱を捧げられるものを見つけ、常に情熱的であれ
2、謙虚であれ
3、好きなことをやっていれば、お金は関係ない
4、自分の心に従えば自由を手に入れることができる
5、足るを知る。
極端に理想論的な部分もあるかもしれませんが、その辺りは良い方に捉えていただいて何かしら感じてもらえればと思います。
私達CACでは緑溢れる自然とその中で育まれた豊かな心を継承する日本に感謝しています。
次の世代を生きる人たちが日本人として誇りを持って明るく生きられるように、
社会、歴史、精神の再認識、
様々な分野への「投資活動」「レクリエーション」などを通じて
楽しみながら情報を交換しております。
もし何か行動したい…とか、何から始めてよいかわからない…など、
気になることはひとりで悩まずとりあえずCACへお知らせください。
よい提案が出来るかもしれません。
いつでもお待ちしております。
※ CACのメンバーさんには、今後みなさまにお役に立てるようなより踏み込んだ内容で情報配信をしていきます。
CAC連絡先
メールへご連絡:cac.join@gmail.com