「経済cafe&ber」では月に10項目ほどのコーナーを上旬・下旬に分けて進めています。
そのひとつひとつには本番で話している事以上に著名な先生方の資料や本をその都度参照して、その内容のほとんどを捨て去ることで時間内にまとめているわけです。
何でもかんでも詰め込んでしまうとストーリーが成り立ちませんから論旨の流れ、理解のしやすさ、話が脱線しすぎやしないかなどいろんなことを考慮しながらつくりあげています。
もちろん貴重な資料が手元にあってもタイミング的に泣く泣く使わないことも多くありますが、それは無理に使うと講義の流れを損なってしまうから仕方のないことです。
要は、皆さんの目の前に「顕在」している講義の背後には「潜在」している数倍の資料がいつも横たわっているということです。
大きな骨子として参考にさせていただいている渡部昇一さんも『知的生活の方法』(講談社現代新書・1976年)の中で文献を読み込むことの重要性を次のように諭(さと)しておられます。
「知識を前提とした意見をのべる人は、愛読書のほかに、どうしても評判になっている本とか、資料として参照する本が必要である。1冊の本を書こうと思えば、その50倍、100倍の本を持つことが必要になっているのが現代なのである」(『知的生活の方法』、99頁)
私も事あるごとに何度も精読し読み返した本です。本だけでなく講義も同じです。
限られた私なりの言葉の奥に無数に「潜在」している資料を、2時間という枠に「顕在」する講義の中で皆さんが忖度していただく事がエッセンスとなり、初めてお互いに有意義な講義として光り輝くものなのでしょう。
私達CACでは緑溢れる自然とその中で育まれた豊かな心を継承する日本に感謝しています。
次の世代を生きる人たちが日本人として誇りを持って明るく生きられるように、
社会、歴史、精神の再認識、
様々な分野への「投資活動」「レクリエーション」などを通じて
楽しみながら情報を交換しております。
もし何か行動したい…とか、何から始めてよいかわからない…など、
気になることはひとりで悩まずとりあえずCACへお知らせください。
よい提案が出来るかもしれません。
いつでもお待ちしております。
※ CACのメンバーさんには、今後みなさまにお役に立てるようなより踏み込んだ内容で情報配信をしていきます。
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