己に対して忠実ですか?
「己に対して忠実なれ」
こちらはハムレットという作品の中での有名なセリフです。
もちろん作者はシェイクスピアですから、
彼が老ボローニアスの口を通じて語らせている教訓です。
具体的には「良心に恥じないようにしなさい」と言った、
道徳的な真理と言えるでしょう。
たしかに心に刺さる言葉ですね。
これは大人になれば社会や人との関係上難しい場面もあると思いますが、
成長期の子供たちの進歩と向上においては
大切なことだと渡部昇一先生は説いておられます。
渡部先生はいくつか例をあげていますが、
その中で子供のころの将棋をした体験から、
ぐんぐん強くなった者とそうでない者と
はっきりと二つのグループに別れてしまい、
強くなった子供たちの特徴はズルをしないという
単純なことだったそうです。
ごまかす、ズルをするという精神で始めたものは
上達しないのだというのが鉄則だということです。
この部分は大人になり、自分の目標や決意を持って
始めた事にも言える事ではないでしょうか。
早く目標に達成したいがあまり、
近道をしようとして思わぬところでつまづいたり、
その時の勢いだけで決めたことが、
いざ始めると日々の地道な積み重ねに飽きてしまい、
何かと理由をつけていつの間にか決意すら忘れてしまったり…。
もちろん自身がそこに気づき、無理のないやり方に軌道修正できれば、
それはそれで知的で正直な事として成長の兆しはあります。
ただ、ズルをしたり続いてもないのに達成したふりをすると、
そこに進歩は生まれません。
他人にはわからないことも多々ありますから、
うまくその場をやり過ごせば乗り切れる場合もあるでしょう。
ただ、どの道のりで辿り着いたのかを
本当に知っているのは自分だけです。
そこで
「己に対して忠実なれ」
というシェイクスピアの忠告が生きてくるのでしょう。
私達CACでは緑溢れる自然とその中で育まれた豊かな心を継承する日本に感謝しています。
次の世代を生きる人たちが日本人として誇りを持って明るく生きられるように、
社会、歴史、精神の再認識、
様々な分野への「投資活動」「レクリエーション」などを通じて
楽しみながら情報を交換しております。
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