天ぷらそばと言えば昼ごはん食べたり、
年越しに家族で一緒に食べたりと、
日本人にとても親しまれている食べ物です。
そんな天ぷらそばですが、
実は日本食ではないということをご存知でしょうか?
「おいおい、何を言ってるんだ?」
そう思われますよね。
正式に言うと、日本食ではありますが…
それは一般的に天ぷらそばで使用されている
原料のほとんどが日本産ではないからです。
実際に天ぷらそばに使用されている
原料がどれだけ日本産なのか、
エビ→10%
小麦粉→13%
大豆→5%
そば粉→20%
このように、
日本の原料はほとんど使用されていません。
そして、残りの8割〜9割は
輸入品が使用されているのです。
こう考えてみると、
ある意味「日本食ではない」とも
言えるのかもしれません。
また、日本が食品や原料を輸入に頼っているのは
天ぷらそばに限った話ではありません。
農林水産省の発表をニュースなどで見ることもあると思いますが、
日本の食料自給率は37%
つまり63%は輸入に頼っているということです。
これは主要先進国の中でも
最低水準だと言われています。
今、日本中で原料費の輸入価格高騰により
値上げラッシュが起こっている状況だと
気楽に構えるわけにはいかないようです。
株式や為替の投資をされていない方でも
わかりやすい指標として
為替チャートを見る習慣をつけておくとよいと思います。
こちらは1米ドルが日本円でいくらするのかを表したものです。 横軸が日付けで昨年の7月から今日8月29日まで、縦軸が価格の推移になります。
基本的に日本が海外から物を輸入する際は
ドルで支払いを行うことになりますから、 円安になると輸入品の価格が上昇することになるのです。
簡単な事例を見てみましょう。
仮に今、為替レートが1ドル=100円だったとします。
もし10ドルの製品を買うとしたら、
10ドル×100円で1000円必要になりますよね。
これが、1ドル=110円つまり円安になったとしたら、
10ドル×110円ですから1100円が必要になります。
ドルで見ると値段が同じ10ドルだったとしても、
円安になることで日本円ベースだと
このように値段が上がってしまうのです。
そして、今、為替レートは約20年ぶりの
円安水準になっているのです。
現在、為替レートは138円/ドルあたりとなってます。
1年前の今頃、為替レートは約110円/ドルあたりでしたから、
それと比較すると約30円近く円安が進んでいるということです。
30円の円安だと先ほどの例で見てみると、
10ドルのものを輸入するとしたら、
およそ10ドル×30円つまり300円ほど
為替レートの影響だけで物価が上がっているということです。
今は10ドルという比較的小さい金額を事例で使っていますが、
実際はもっと多くの金額を輸入しているわけですから、
この差はより大きなものになると言えます。
今後も今以上の歴史的な円安を記録する、
といったことが考えられないわけではありません。
そのため、そのようなことが起こった際の
リスクヘッジをしておく、
つまり、「資産を日本円だけで持っておかない」
ということも考えておくべきではないかと思います。
そのため、資産の一部をドルで保有すること、
あるいは米国株にある程度投資をしておくことなどが
一つの良い選択肢となるのではないでしょうか。
米国株を購入する際は、日本円を米ドルへ変換して
購入することになりますから、
実質、ドルを保有することになります。
また、米国株の場合は配当利回り5%〜6%といった
高い配当金を出してくれる企業もありますから、
米ドル預金するよりも、
リターンが大きくなるといったメリットもあります。
もちろん元本が保証されないというリスクはあります。
いずれにせよ、資産を日本円だけ持っておくと
長い目で見れば大きなリスクとなる可能性があるので、
視野を広げておいた方が良いと言えるでしょう。
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私達CACでは緑溢れる自然とその中で育まれた豊かな心を継承する日本に感謝しています。
次の世代を生きる人たちが日本人として誇りを持って明るく生きられるように、
社会、歴史、精神の再認識、
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