おはようございます
本日より七十二候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」に入ります。
春なれや
名もなき山の
薄霞(うすがすみ)
芭蕉の代表的な句です。
佐保姫とは、それぞれが感じる春の光景であり、全国の山々どこにでも春の女神は宿っていて、山全体に春が現れているということです。
この時季は春の霞(かすみ)がたなびき、遠い景色などがぼんやりとぼやけて見える頃です。
お昼は霞ですが、夜、色んなものがぼんやりと見える事には朧(おぼろ)を使いましょう。
朧月(おぼろづき)、春霞、どちらも春の季語になります。
春はどこかゆるみがあって、ふんわり、ぼんやりがよいのです。
また、春の雨は細く、音もなく小糠雨(こぬかあめ)や、突然降っては止んでしまう春時雨(はるしぐれ)などがありますね。
雨上がりも同様に、ふんわりとした空気や香りを楽しみたいですね。