おはようございます🇯🇵🌳
「曙(あけぼの)」というと必ず思い出すのが、平安時代に清少納言が記した『枕草子』冒頭の一文です。😊
「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎは少し明りて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」
春は、あけぼの(がよい)。すこしずつ白くなっていく山際が、少し明るくなり、紫がかった雲が細くたなびいていく(その様子がよい)。
その後は、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて(早朝)と、春夏秋冬のそれぞれに一番素晴らしいと清少納言が感じる時間帯が書かれています。😊
京都は、清少納言が生きた平安時代から都であり、北、東、西と三方山に囲まれている立地です。
1200年の時を経た今でも、春、夜明けを待つと東の山から、ほんのりと明るくなり、紫色の霞がかかり、そこに美しい太陽の光がのぞいてくると、次第に濃くなっていく様子を見ることが出来ます。😊
「東雲」も「曙」も夜明けから早朝にかけて、ほんのわずかに日の光がのぞく瞬間を捉えた時間をあらわす言葉であったことは確かなので、その何とも言えない、移り変わる色を表したのではないかと思います。😊
夜明けから朝までだけでも、暁(あかつき)、彼者誰時(かわたれどき)、東雲(しののめ)、曙(あけぼの)、朝朗(あさぼらけ)、有明(ありあけ)など細かい表現に分かれていて、当時の人々にとって空の様子が変わる様が如何に大事であったのかということが分かりますね。😉
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ライター:Takatoshi Sato