おはようございます🇯🇵
日本の春は梅に始まり、「山吹(ヤマブキ)」に終わるといわれ、ヤマブキの花が散るころに夏が来ます。
江戸城を築いた室町の武将、太田道灌(どうかん)の伝説をご紹介します。
鷹狩りの途中、雨に遭った道灌は駆け込んだ農家で蓑(みの)を貸してほしいと頼むと、若い娘がヤマブキの枝を無言で差し出しました。
道灌は馬鹿にされたと思い腹を立てて立ち去ります。
後日、和歌に詳しい家臣から「高名な歌を引き合いに、蓑一つない貧しさをヤマブキに例えて詫びたのでしょう」と教えられました。
それが「後拾遺(ごしゅうい)和歌集」(1086年)に収録された兼明(かねあきら)親王の和歌です。(OK)
七重八重
花は咲けども
山吹の
実のひとつだに
なきぞかなしき
雨の日、客に蓑を求められ、「ヤマブキは七重、八重と咲くけれども、実の一つもない(貸せる蓑を一つも持たない)のが悲しい」と軽妙に断った内容になります。
ライター:Takatoshi Sato
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