スーツを着て仕事をされるには方は多いと思いますが、皆さんは一年のうちに何回くらいネクタイをつけているのでしょうか?大きさや形、柄も豊富ですから、ご自身の好みに合うものを選ぶのも楽しみのひとつかもしれませんね。
では、そもそも、ネクタイって何の意味があるのですか?
首を覆ってはいますが、首を守る為に着用しているわけではない。
ビジネスマンは毎日着用していますが、快楽や興奮を与えてくれるものでもない。
最悪、ネクタイを掴まれて首を絞められる危険だってありますよね。
なぜ大抵のビジネスマンは自分の首を布で縛っているのでしょうか?
動きにくいスーツだって、防寒程度の機能はある。
歩きにくい革靴だって、足を保護する役割は果たしている。
なのにネクタイはただ首から下がっているだけで、何の役にも立っていない気がします。
私達がかろうじて理解できるのは、公式の場でそれが絶対に必要であるという、不可解な事実だけ。
ネクタイを着用してないだけで善良な若者を叱責する人もいますし、一部の施設では私のような未着用者の立ち入りを制限する場合すらあります。
「なぜネクタイが必要なのか?」
と質問しても、ほとんど誰も答えてはくれませんでした。
なぜなら、誰も知らないから。
誰も理由を知らず、誰もがそれを必要と言う。
実に不思議な話ですよね。
ちなみにネクタイの由来はクラバットというスカーフで、17世紀にクロアチア兵が着用していたものです。
戦争に行く兵士が無事帰ってくるよう、家族や恋人が贈ったお守りであるとか…。
それが長い時間をかけて変化し、ネクタイとなって、富国強兵を推し進める日本に伝わったのです。
セーラー服に憧れた女性も、詰め襟で学校に通った男性も、これらは海軍と陸軍の制服で、全員どこかに集まり整列させたりするのは、すべて意図を知らされないまま軍人教育をさせられているのです。
ネクタイの元々の意味も忘れられ、何の用もなさなくなった紐を後生大事に着用し続ける習慣には、頭が下がります。
恋人に巻いてもらったスカーフならともかく、自腹で買ったネクタイに何の意味があるのか、考えると不思議ですね。
このように世の中には慣例的に行われている行事が沢山あり、殆どの人はそれに黙々と従っています。
恒例のことだからと、何かに取り憑かれたように無意識にしている方には驚かされます。
さらに周囲を見渡してみれば、行事だけでなく、日常生活の全てが型に嵌められているのがわかります。
・義務教育で勉強がきらいになったのに、なぜ3年間高校に通い、大学にまで進学したのですか?
・なぜその仕事につき、ご自身の人生の大半をそこに注力しているのですか?
・なぜ結婚する必要があるのですか?
そこにご自身のしっかり考えがあってのことなら、素晴らしいことです。
ただ、現代社会に生まれた私達にとって、知らず知らずのうちに周りに制限されることが当たり前になっています。
あまりにも慣れきって、そのルールが何の為にあるのかさえ忘れてしまっていませんか?
よくよく考えてみると、ほんとにどれも不思議な話ですよね。
知らなくても問題がないといえばそれまでですが、何も知らずに従っていることは非常に怖いことではないでしょうか?
大事なのは自分の頭で考えることです。
自分の中で理解して、本当に必要なのかを見極めた上で行動したいものです。
無意識のまま従っているだけなら、ロボットと同じなのです。
例えば、バレンタインにチョコを渡したり…、誕生日に贈り物をしたり…、お年玉をあげたりもらったり…、
私はそんな事に関係なく、ふとした時「これ、あの人に贈りたいな」と思った時に贈る、それでいいと思ってます。
誕生日なんて誰にでもあるので特別感を持てないんです。
ナンセンスと言われるのかもしれませんけどね。
でも、常に自分ならどうしたいかと自分に問いを立て、行動しているだけです。
身の回りの物や、日々の習慣を見渡せば、疑問は尽きないと思います。
おそらく、簡単には答えも出ないでしょう。
そもそも、答えのないものもあるでしょう。
けれど、それでいいのです。
大事なのは答えそのものではありません。
貴方が考えて、自分で選択することに意味があるのです。
歴史上の多くの発明家、芸術家は、固定概念を打ち破る力を持っていました。
当たり前のことを当たり前と思わず、自分にとって最適な解を導き出しました。
疑問を持つ姿勢が、彼等を凡人とは違う領域に押し上げたのです。
また、それに気付いたときから、初めて貴方は貴方を生きることに気付くでしょう。
無知は罪ではない。
疑問を持たないことが、ただ一つの過ちなのだから…。
私達CACでは緑溢れる自然とその中で育まれた豊かな心を継承する日本に感謝しています。
次の世代を生きる人たちが日本人として誇りを持って明るく生きられるように、
社会、歴史、精神の再認識、
様々な分野への「投資活動」「レクリエーション」などを通じて
楽しみながら情報を交換しております。
もし何か行動したい…とか、何から始めてよいかわからない…など、
気になることはひとりで悩まずとりあえずCACへお知らせください。
よい提案が出来るかもしれません。
いつでもお待ちしております。
※ CACのメンバーさんには、今後みなさまにお役に立てるようなより踏み込んだ内容で情報配信をしていきます。
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