大人と子どもの違いは何?と問われれば人によってかなりのバラつきがあり、単に成人年齢(18歳ないし20歳)に達していればいいと考える人もいれば、社会的な義務(勤労、納税、子供の教育)を果たしている者、あるいは全ての責任を自分で取る自覚のある人など、色々な考え方があります。
でも、世の中には、大人と呼べないような人もいます。
お酒を飲んで家族に暴力を振るう人、
ギャンブルで資金を全て溶かして破産する人、
数字が全てと儲けのことしか考えないで仕事をしている人、
など、救いようのない人がいっぱいいます。
酒もギャンブルも就職も、基本的に成人にしか認められない行為だというのに、そういうのにのめりこんだ人は、世間から認められる大人からは最も遠い存在です。
実に矛盾した話ではないでしょうか。
そんなどうしようもない大人を見ると、子供も大人も全く変わらないということです。
確かに小学生と中年サラリーマンでは、色々差異があるでしょう。
身長も体重も違うし、知識と経験も差がある。
扶養される側と、自分で稼ぐ者としての違いもある。
ですが、それがどれだけの違いだというのでしょうか?
年齢を除いたどんな定義を持ってきたとしても、彼等の誰が子供で、誰が大人なのか判別する術はないでしょう。
子供の頃は立派だと思っていた大人も、自分がその年代になれば、ハリボテだったことに気付くことがあり、
会社では偉そうに部下に説教して上司も、心の中では常に怯えている小心者だったことに気付くことがあります。
学校では絶対的であった教師も、たいして物も知らずに、老後の安定を念頭に先生という仕事にしがみついていたことに気付きます。
どんなに年齢差があっても、たったの100年足らず。
会社でも40年がせいぜい。
新人教師と生徒では、10歳も差がありません。
そんな僅かな差で、どれだけの成長があるというのでしょうか?
人は自分の事を一番に考えると、なかなか成長しないものです。
どんなに年を取っても、お子様ランチを独り占めして喜んでいたあの頃と変わりません。
何十年と生きたって、それではご自身が描いていた理想の大人にはなれないのです。
だとすると大人になるという事は、
「他人のことを一番に考える事ができる人」
または、相手の利益を一番に考える事ができる人ではないかと思います。
要は、昨日の自分より今日の自分の方が人に対して思いやりを持てているのなら、それだけで十分大人になっているのです。
最初は自分に利益がない無駄なことに思えてしまうかもしれませんが、それを続けていればいつか気付いたときには、信じられないほど高い頂へ至っていることでしょう。
大人への階段は何十年かけても登りきれないかもしれません。
それでも一歩一歩誰かのために思いやりを重ねていく事で、周りから次第に大人だと認められていくものです。

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