幸田露伴という明治から昭和にかけて活躍した小説家の
随筆「努力論」、その中の「幸福三説」にある有名な言葉をご紹介します。
もちろん幸福になるためには幸運だと信じることが大前提ですが、
そのほかに技術として、幸田露伴は三つの福をあげてます。
「惜福(せきふく)」
何かいいことがあったら、いいことを一度に使い尽くさないで、
それを大切にするという気持ちを説いてます
「分福(ぶんぷく)」
自分にいいことがあったら、幸福を人に分け与えること。
自分ひとりの幸福はありえず、周囲を幸福にすることが、
自らの幸福につながる、と説いてます。
「植福(しょくふく)」
これまでの惜福や分福は今、生きている人のお話しです。
植福は将来のことで、たとえばここに良い実がなる柿の木があったとします。
それをすぐに食べてしまわないで、残りは干し柿にして少しずつ食べる。
あるいは自分だけ食べないで、みんなに分ける。
これは惜福、分福です。
ところが、子孫のために柿の木を植えようという人は、
自分がその恩恵に与ることは絶対にないことがわかっていてやるわけです。
これが植福の精神だと説いてます。
これら三つの福が合わさりはじめて幸福と言えるのでしょう。
私達CACでは緑溢れる自然とその中で育まれた豊かな心を継承する日本に感謝しています。
次の世代を生きる人たちが日本人として誇りを持って明るく生きられるように、
社会、歴史、精神の再認識、
様々な分野への「投資活動」「レクリエーション」などを通じて
楽しみながら情報を交換しております。
もし何か行動したい…とか、何から始めてよいかわからない…など、
気になることはひとりで悩まずとりあえずCACへお知らせください。
よい提案が出来るかもしれません。
いつでもお待ちしております。
※ CACのメンバーさんには、今後みなさまにお役に立てるようなより踏み込んだ内容で情報配信をしていきます。
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