「japan」を日本語にすると、なんという意味でしょう?
「日本 (Japan)」ですか?
小文字で始まる「japan」…
それは「漆(うるし)」です。
我々、日本人の生活に寄り添う、自然由来の漆は、多くの用途に活用でき、縄文時代から利用されてきました。
中世の西洋貴族に愛され、南蛮貿易で西洋諸国に数多く輸出された歴史があります。
また、防腐性、接着性、美粧性、強靭性など、優れた特性を多数持つ一方、人によると気化した成分だけでもアレルギー反応を起こす人がいるほど、強い成分が含まれていることでも知られています。しかし、漆のアレルギーは、耐性をつけることが可能なため、扱う職人たちは皆、伝統的に、漆を体に慣らす作業をするといいます。
漆を用いて製作された漆器や美術品は、中世の西洋諸国に日本の伝統工芸として認識され、その結果、「japan」という名前がついたと言われています。
また、漆塗りに惚れ込んだ西洋人が、真似をしようと模造品を作り上げたことも知られており、その技法を「japanning(ジャパニング)」といいます。
漆は、あらゆるものを劣化から守り、強度/耐久性を増すことで認知され、日露戦争からは、軍艦、火縄銃などに漆が塗られるようになりました。
日本軍は、イギリスの戦艦を輸入し、造船所で、軍艦の表面に漆を焼き付けて、軍艦の強度を高め、防錆塗料として、戦艦を加工していました。縄文時代では、接着剤として利用されていて、現代でも、欠けた陶器を修復する「金継ぎ」という伝統技法で、接着剤として使われています。
このように、日本では伝統的に漆が活用されて、お盆、汁椀、箸にレンゲなど、普段、何気なく使う生活用品の中にもたくさんの漆器があります。
我々は普段、あまり意識して漆器を特別視することはありませんが、欧米の人々にとって漆というものは、我々が思っている以上に特異なもので、日本の象徴なのかもしれません、、、
皆さんが漆のように強く、美しく、世界から愛されるためには、
ご自身が貴重なMade in Japanである事を深く認識する事
ではないでしょうか。
私達CACでは緑溢れる自然とその中で育まれた豊かな心を継承する日本に感謝しています。
次の世代を生きる人たちが日本人として誇りを持って明るく生きられるように、
社会、歴史、精神の再認識、
様々な分野への「投資活動」「レクリエーション」などを通じて
楽しみながら情報を交換しております。
もし何か行動したい…とか、何から始めてよいかわからない…など、
気になることはひとりで悩まずとりあえずCACへお知らせください。
よい提案が出来るかもしれません。
いつでもお待ちしております。
※ CACのメンバーさんには、今後みなさまにお役に立てるようなより踏み込んだ内容で情報配信をしていきます。
CAC連絡先
メールへご連絡:cac.join@gmail.com