「昔は良かった」、「最近の若いもんはなっとらん」
このような愚痴がピラミッドにも書かれているように、太古の昔から人は自分に都合の良い面だけを思い出し、昔を羨むのでしょうね。
最近では「縄文時代に帰ろう!」みたいな文面を見かけたりしますが、縄文人から見れば現代社会のほうが羨ましいと思うはずです。
もちろん、縄文土器や測量の技術など、「こんな時代から、すごいなあ!」と私も感動していますので、縄文時代の歴史は大好きです。
しかし、その時代から「もっと快適でよりよい社会作りを」と考えて発展してきたわけです。
「縄文時代は大きな争いはなかった」
いやいや大きな争いはなくても、小さな部族同士の衝突や殺し合いはあるわけです。人間とは残酷なもので、小学校を想像してもらうと良いですね。誰に習わなくても上下関係を作ってしまう生き物なんです。
「みんなが力を合わせて狩りや農耕をしていた。」
当然、指導的立場の人が上に立って見張っていたわけです。そうでないと役割分担したとしてもサボる人が出てきたり、適当な仕事をしたりして、うまく工程を作れません。
会社組織を見ても、社長も社員も同じ事をしていたら、組織は成り立ちませんよね?どんなに「みんなが平等だ、平和で豊かなムラを作ろう」と言っても、声を上げた本人がピラミッドの頂点に立ち、ルールに合わない人を排除し、コミュニズム(共産主義思想)を作り上げて行くのです。
生活の快適さで言えば、縄文時代どごろかひと昔前でも同じです。携帯電話、パソコンなど、高度成長期やバブル時代はほとんどありませんからね。
性能だって数年で段違いです。白黒テレビはカラーになり、ブラウン管はプラズマになり、今では安価な薄型テレビが出回っています。エアコンも電子レンジも100%近く普及し、持っていない家庭を探すほうが難しい。さらにインターネットの普及によって、色々な情報がタダで手に入るようになりました。
昔の人から見れば今のほうが絶対に快適で羨ましい社会に決まっています。
狩猟が主流だった縄文時代より、農耕が発達した弥生時代がより豊かだった。
小国が乱立していた戦国時代より、太平の世になった江戸時代は豊かだった。
明治時代はもっと便利になって、大正時代はさらに面白くなった。
途中の戦争で少し停滞はあったが、すぐに高度成長が起こり、どんどん発展していった。
指導者が間違う時もありますが、またそれを修正して社会は発展を続けていく・・・。いつの時代を振り返ってみても、過去より後のほうが快適な社会になっています。
未来が過去に劣ることは、決してありません。
どんな面を比べてみても、今の私達は過去より快適になっています。
物事はどんどん便利になり、多少の紆余曲折はあっても、ずっと右肩上がりです。そしてこれからも、どんどん豊かになっていくでしょう。
もしかすると、未来の人間から見れば、今の私達の生活さえも原始人のように思えるかもしれませんね。
過去は美化され伝わるものですが、極端な懐古主義にならずに、伝統的に大切にされてきたことをしっかりと受け継ぎ、次の世代へ繋いでいきましょう。
私達CACでは緑溢れる自然とその中で育まれた豊かな心を継承する日本に感謝しています。
次の世代を生きる人たちが日本人として誇りを持って明るく生きられるように、
社会、歴史、精神の再認識、
様々な分野への「投資活動」「レクリエーション」などを通じて
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