おはようございます🇯🇵
いかにして
契りおきけむ
白菊を
都忘れと
名づくるも憂(う)し
「都忘れ」という花は、佐渡島に伝わる順徳上皇の伝説にちなみます。
承久の乱で鎌倉幕府に大敗して佐渡島に配流され、都を恋しく思って悲願に暮れていましたが、この地に咲く白い野菊に目を止めました。
菊は皇室のシンボルで、とりわけ父の後鳥羽上皇が愛したことから、その花を住まいの周辺に植えて、「都忘れ」と名付けて慈しんだといいます。
歌の意味は、
「なんという巡り合わせなのだろうか。父の愛した白菊を「都忘れ」と名付けてみても、悲しい心は晴れないままだ」
断ちがたい望郷の思いと、父帝(ちちみかど)への慕情を胸に、上皇は島を出られないまま20年後に崩御します。
ライター:Takatoshi Sato
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