ベネズエラのデジタル通貨は、まだそれほど議論されていないようです。
まずベネズエラ政府が何をしているのか、なぜ私たちが今知っておく必要があるのかを話す前に、ひとつだけ明確にしておきたいことがあります。私自身はベネズエラ政府が行っていることをほとんど支持しません。政治の腐敗や、害があるとしか言えない金融政策、国民に対する弾圧などを許すつもりはありません。
私の意見を明確にした上で、南アメリカの国々は、様々なテクノロジーを用いて、非常に面白い試みをしていると思います。2017年12月にはベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領が政府発行で、原油や鉱物埋蔵を裏付け資産とする、Petroというデジタル通貨を発表しました。
Petro発表後、2018年2月、3月に行われたプレセールで約30億ドルを調達しました。その後、ベネズエラ政府がさらに4400万枚のPetroをパブリックセールし、通算で40億ドルを調達する予定であると、複数のレポートが言及しています。
ではなぜベネズエラは、このような新しくも奇抜な金融政策を取っているのでしょうか?
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